太田 敏彦
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もし『履くだけで痩せるというレギンス(パンツ)』があったら、あなたはいくらまで支払いますか??
というのも、このネット記事が目についたんですね。
いくら払ったのか、どれくらいの人が反応していたのか、少し気になりました。
履くだけで痩せるという、本当であれば、夢のような商品。
この会社の売上が約6億で、今回のペナルティとしては、売上5,000万以上の企業が対象の課徴金も視野との内容。
調べたところ、この会社は商品数も多いので、この商品の売上が全体のどれくらいを占めるのかは
わかりません。
しかし、反応がなければ、こんなキャッチコピーをつけないですから、それなりにはあったと思われます。
この商品の効果を証明するビフォアーアフターの写真でさえ、関係ない写真だったそうなので相当悪質なレベルの話だと思います。
と同時に、一方では、こういった類の商品に反応する人は、実は痩せたくないんだろうなーという風にも思います。
痩せたいというよりも、楽したい、動きたくない、頑張りたくない、という欲求の方が先にきている人が多いのかと。
身体というのは、『成績表』です。
普段、どういった生活をしていて、どれくらいの運動レベルを有していて、どれくらいの知識/行動基準を持っているのか。
それらが反映されるのが、『いまの身体』です。
例えば、トレーニング期間が空いてしまうと、ストレスを感じて、優先的に時間をとろうとする人と、運動しなくても特に何も感じない人では身体が違うのは当然です。
また、同じ速度、同じ距離を走っていても、体の使い方が間違っているために、下半身太りする人と、正しく使えているために綺麗に痩せる人も、それが身体にただ反映されたにすぎません。
体の疾患なども、その視点で見ることができます。
腰痛などの疾患に悩まされているのなら、腰に負担をかけるような原因など、必ずその現象(この場合、腰痛など。)を反映する何かがあります。
身体は、いまの生活レベルを映し出す鏡のようなものです。
ですから、いまの体にもし納得していないのであれば、その原因を正しく把握して、それを正しくアプローチすれば、納得できる体に変わります。
それは、体型でも、疾患などの痛みもそうです。
要は、ただ単に、◯◯だけダイエット(今回は履くだけダイエット)がいけないということではないです。
※ほとんど意味ないことの方が多いんですけどね。
あなたがダイエットで成功していない原因は、少なくともそれを履いていないからでも、◯◯をしていないからでもないですよね。
何か違ったことをすれば、確かに何かしらの反応を引き出すことはできます。
ただ、ほんとうに望む反応を引き出したいのであれば、必要なのは、正しい原因把握と正しいアプローチ、それだけです。
やり方に目を向ける前に、原因に目を向けると、今回のようなキャッチコピーに反応する人もい
なくなるでしょうし、反応しないキャッチコピーを使う会社もなくなるのかなーと。。
そんなことを暇つぶしに見たネットニュースでふと思いました。