太田 敏彦
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最近、大ブームの乳酸菌。
なぜ乳酸菌が注目されるのかというと、乳酸菌とセットで思い浮かぶ、「腸の環境」を改善してくれるからです。
腸は『第二の脳』何て言われ、腸内フローラ(腸内細菌群)のバランスを取ることは、とても大事です。
フローラとは、直訳すると『お花畑』という意味で、この場合、比喩として使われています。
腸を覗いてみたときに、腸内細菌群が、お花畑のように見えるそうですね。
当然、人によってその花の咲き方が違うわけですから、この腸内フローラをいかにきれいに(バランスよく)するかが大事です。
腸内フローラのバランスとろう、なんて思っていなくても、腸が大事なことは、誰もがなんとなく気づいています。
僕自身も、プロバイオティクス(乳酸菌)のサプリを摂っていたり、それ以外にもいろいろと腸内環境を良くするために心がけています。
ただ、腸が大事だというのは、なんとなく分かっていても、どういう効果があるのかを知らないと、なかなか良くしようとは思えないもの。
そこで、今回は、腸内環境(フローラ)が良くなると、どういうことが起こるのかを徹底解説していきます。
たぶんあなたの腸に対してのイメージがガラリと変わると思います。
こんな不調ってありませんか?そもそも腸内環境が悪くなると、どうなるの??
腸内環境が悪いと、いったいどんなことがあるのでしょうか。
例えば、こんなお悩み・不調に心当たりはありませんか?
お腹の不調(便秘・下痢)が起きやすい
ストレスが溜まると、お腹がゆるくなったりする人っていますよね。
また便秘に悩まされている人は多いと思います。
こういったことは、腸内環境が原因となります。
腸内環境が乱れると、お腹の不調を引き起こしやすい、この辺りは、ある程度想像しやすいところですよね。
メタボリックリンドロームと診断されている
これは、次にくる「食欲と腸の関係」とも関連します。
次の項目で説明しますが、腸内環境は食欲にも影響するため、腸内環境が悪いというだけで、メタボになる可能性が高まります。
じつは食欲以外にも、腸はメタボと関連しています。
例えば同じような食事をとっていても、肥満になってしまったりするのは、吸収効率にも問題があるんですね。
そして、その吸収率を左右するのが、腸内環境です。
腸内環境が良くなって、短鎖脂肪酸が増えてくると、余分なカロリーの吸収をブロックしたりするので、そういうところを考えても、腸内環境には気を配りたいところです。
食欲が止まらない
腸は迷走神経によって脳とつながっています。
ですから腸内細菌が食欲をコントロールしている可能性は、かなり前から言われているんですよ。
特に日本人にとって、食生活が大きく変わり、食スタイルの欧米化が大きく影響しています。
日本食と比べて、腸内細菌が活性化するような栄養素が、少ないために、腸内環境は昔に比べて悪くなってしまいがちです。
それによって、栄養素も吸収されにくくなり、体にとって必要な栄養素が足りないから、食欲にサインを送ります。
それをお腹が空いていると、勘違いして、さらに食べる。
けど、それでも腸内環境をよくする食事でなかったら、結局、栄養素は渇望したまま。
だから、さらにサインを送るといった、終わらないループになってしまいます。
やはり、味噌や納豆、そういった発酵食品は、腸を整える作用があるので、やはり日本食ってすごいですよね。
甘いものが止まらない
原理としては、ほぼ3と同じです。
例えば、腸内細菌が、チョコレートや甘いものを食べさせたくさせる、ことに関しても、いろいろと研究されています。
例えば、この文献などもその一つです。
チョコを普段食べたいと思っている人は、そうでない人と比べて、腸内細菌の種類が違うということも分かっています。
肌荒れがひどい
肌は、身体の状態がとにかく出やすいところです。
昔から「顔色が悪い」なんて言葉がありますが、肌の状態も含めて、顔色に体調が表れます。
肌荒れの原因はいくつかあって、その一つに腸内環境が影響してきます。
栄養素不足も肌荒れの主な要因ですが、もし栄養を十分に摂っていても肌が改善しないなら腸内環境が悪いせいで吸収しにくくなっている可能性を考えた方がいいかもしれませんね。
アレルギーがとにかくひどい
身体には、正常な状態を保とうとする機能があります。
例えば異物が入ってきたら、体外に出したり、やっつける働きのことです。
コレを炎症反応と言うんですね。
花粉症を想像すると分かりやすいのではないでしょうか。
花粉という異物が体内に入ってきて、その異物を出すために起こる炎症反応がクシャミや鼻水だったりします。
基本的に炎症反応は悪いことではないんですけど、コレが慢性化してしまうのは良くないんです。
なぜかというとアレルギー疾患や肥満、老化などを引き起こしてしまうからです。
つまり、アレルギー反応が強い人は、腸内環境を疑ってみるというのも大事なんですね。
ぼくも花粉症がかなりひどかったときは、最初それを抑えつける薬に頼っていました。
しかし、このことを知って腸内環境を良くするためにいろいろと試したら、かなり改善が見られたんですよ。
今度、それについても書こうと思いますが、直近で買った腸内環境のサプリを紹介してる記事だと、こちらなんかがオススメ。
あの辛い症状が、健康的に治せるのなら、必死で腸内環境を、整えようとするのは決して僕だけではないはず。
それから、2のメタボともつながっていることですが、肥満によって脂肪の多い身体だと、脂肪が炎症を引き起こす物質をよく出すようになるので、肥満は見た目上良くないとかそういうことではなく、とにかく健康に良くないんです。
うつ気味や何かと不安になりがち
うつ症状が強い人ほど、腸内に慢性的な炎症を引き起こしているケースは、過去に何度も確認されています。
ストレス社会なんていうのが当たり前のように言われていますが、それによって腸内環境も異変を起こし、さらに気分が下がる。
このあたりは、運動が最良の薬ですが、心当たりの強い方は、運動と腸内フローラをよくすることのどちらも意識したいところです。
同世代の人と比べて老けてみられる
同窓会などに行くと、気になるのが老け具合です。
同じように歳をとっているのに、老け方がひどい人もいれば、かえって若返りしたのでは、なんて人もいますよね。
腸内環境は老化にも影響してきます。
腸内環境はホルモンにも影響を及ぼし、そのなかには、長寿ホルモンと言われているアボディネクチンも増えると言われています。
個人的には、これも、運動習慣が8割以上を占めるとは思っていますが、やはりその運動習慣を支える上でも、腸内環境を意識した食事は、大切にしておきたいですよね。
腸内環境はたしかに『第二の脳』
いかがだったでしょうか。
腸内環境が荒れるとお腹が弱くなる程度のイメージを持っていた方も多いのではないでしょうか。
世の中には『第2の●●』なんて注意をひくことが多いですが、脳とつながっているからこそのネーミングなんですよね。
腸内環境が、これだけあらゆる不調に関わっているので、もはや知っておかないとダメな知識だと思いませんか?
スマホやパソコン、ITの普及によって私たちの生活は大きく変わりました。
それによって受けられる恩恵も多いですが、肩こりや腰痛が国民病となるまで普及し、今や『座り病』なんて言葉まで出るくらい身体にも大きな変化をもたらしました。
それと同じで、食事が変わることによる、身体の内側の影響も決して小さくありません。
今回ご説明したように、『腸内フローラ(環境)のバランスを取る』のを意識することは、今の時代だからこそ、ますます必要になってきています。
環境が変わると、身体が変わる。
より良いもの方向に変えていくためにも、こういった環境の変化にしっかり気づいて、正しいアプローチを継続していきましょう。
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