太田 敏彦
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最近では、腹筋や体幹を鍛えるトレーニンググッズは、いろいろあります。
その中でも昔からあるのが、バランスボールではないでしょうか。
今回は、バランスボールを使ったことがある方なら必ずやったことのあるトレーニング、バランスボールクランチ(腹筋運動)を効果的におこなうポイントをご紹介します。
動画でも詳しく解説を加えていますのであわせてご参考ください。
バランスボールとは
バランスボールはだいたいどこのジムにも置いてあります。
そのためかジムボールとかエクササイズボールとも言われていますよね。
私が高校の頃にはあったと思うので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
健康意識の高い方であれば、自宅にも置いてあるかもしれません。
かくいう私も、多分2回以上は買っているはず。高校の時と、社会人になってたしかに買っています。
(今はどこにあるか分かりませんが。。)
けっこう場所をとる分、邪魔になって部屋の隅に追いやられているケースも多いと思います。
しかし、このバランスボール、正しく取り組めば、インナーマッスルに効果的にアプローチでき、腰痛予防だけではなく、筋トレやゴルフパフォーマンスを高めるのにもとても効果的なトレーニンググッズです。
なぜかというと、空気の入ったボールという不安定な場所でのトレーニングになりますよね。
その分、インナーマッスルを使わなければいけず、バランス能力がとても必要になります。
インナーマッスルの役割の一つは、バランスを安定化させることでしたよね。
※詳しくはこちらの『【保存版】インナーマッスルの筋肉と効果的なトレーニング方法をトレーナーが徹底解説!!』の記事をご参照ください。
そこで今回は、バランスボールを使ったことのある方であれば、必ずやったことのあるバランスボールでおこなう腹筋トレーニング『バランスボールクランチ』をご紹介します。
このトレーニングは、バランスボールトレーニングとしてはとてもポピュラーです。
しかし、正しくポイントを抑えてやらないとあまり意味がなくなってしまいます。
その最も大事なポイントを2つをご紹介していきますので、トレーニングの参考にしてください。
バランスボールクランチの1stポイント
一つめのポイントは、腹筋をしっかりストレッチすることです。
バランスボールで行なう腹筋運動(クランチ動作)が、地面でする腹筋と違うのは、バランスボールが丸い分、可動域を大きくとることができる点です。
地面であれば、腹筋を(身体を一直線の状態までしか)ほとんど伸ばすことはできません。
しかし、バランスボールであれば、それ以上伸ばすことができますよね。
この腹筋トレーニングに限らず、すべての筋力トレーニングにおいて、可動域を大きく取ることは、とても大事です。
例えば、腕立て伏せを思い浮かべてみてください。
腕立て伏せのトレーニングは、ちょっと肘を曲げただけでは意味がないですよね。
しっかり身体を沈ませて、胸の筋肉をストレッチするのが基本です。
そして、もし下のようなプッシュアップバーなどがあれば、その分身体を沈ませて、胸筋がストレッチできるので効果は高まります。
バランスボール上の腹筋動作もこれと同じ原理です。
ですから、バランスボール上でやるのであれば、しっかり腹筋をストレッチさせて、可動域を大きくとってトレーニングをしていきましょう。
バランスボールクランチの2ndポイント
2つめのポイントは、動作をゆっくり行なうことです。
バランスボールトレーニングの一番の目的は、腹筋を鍛えることではありません。
腹筋も確かに鍛えられるのですが、そうではないんですね。
バランスボールを使う一番の目的は、不安定な状態でも正しく動作が行えるようにすることです。
つまり、バランス能力の獲得が一番の目的です。
そのためには、動作を速くやってしまっては、全く意味がないんですね。
そしてインナーマッスルも速い動作では働きません。
ですから、正しく効果を出すためにはゆっくりと腹筋運動(クランチ動作)を行っていきましょう。
バランスボールで正しく効果を出すために・・・
バランスボールクランチの2つのポイント、いかがだったでしょうか。
どうしても腹筋、体幹を鍛えることばかりが先行してしまって、本来の目的を見失ってしまう方をフィットネスジムでたくさんみかけます。
すごくいいトレーニングツールなのにとてももったいないなーと思ってしまうんですよね。
バランスボールの最大の目的は、バランス能力の獲得にあります。
ただ筋力を鍛えるだけではなく、バランス能力を高めるトレーニングも普段のメニューに入れることで、高齢者によくみられる転倒骨折なども少なくなるでしょう。
その辺りも解説していますので、お時間あるときにぜひご覧ください。
正しく使って、本来の効果を出していくうえで、少しでもご参考いただけたら嬉しいです。
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