ストレッチの効果がない…ストレッチ効果が出ない3つの原因と対処法

ストレッチ,効果ない
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太田 敏彦

【全米スポーツ医学協会公認のパーソナルトレーナー】【動作改善のスペシャリスト】 順天堂大学スポーツ健康科学部卒業。 卒業後、身体をより良くするためには、なぜ人の身体が壊れるのかを知らないといけないと考え、オリンピックトレーナーの治療院で経験を積む。 その後独立。 そういった経験から、ただ魅せる身体作りをするのではなく、『スタイリッシュでかつ動ける身体』づくりをサポートするため、パーソナルトレーニングやセミナー活動、当サイトFit Axisメディアを運営している。分かりやすいトレーニング指導とコンディショニング整体を組み合わせる効率的なパーソナルトレーニングセッションや、豊富な事例から導き出されたセミナーが実践的だと好評。過去には最大700名の前でのセミナー実績がある。

ストレッチの効果がないけど、それはなぜですか??というご質問をいただくことがあります。

 

ストレッチの効果がないと言っても、ストレッチ効果にはいろいろあります。

一般的には、ストレッチは身体を柔らかくするもの、という認識が強いので、身体が柔らかくならないとなかなか効果が出ていないということになります。

 

一生懸命ストレッチしているのに、効果がなく、なかなか体が柔らかくならない。

自分は生まれつき身体が硬い体質だと思っている。

 

せっかくストレッチしているのに、一向に身体が柔らかくならなかったら、ちょっとうんざりしますよね。

 

身体が硬い体質というのは、基本的にはありません。

身体はいくつになっても柔らかくなります。

もしストレッチをしても効果がないのであれば、そのやり方が間違っているかもしれません。

そこで、今回はストレッチ効果が出ない原因とその対処法について解説していきます。

ストレッチするとき反動をつけている

 

ストレッチをするときに反動をつけると、身体はやわらかくなりません。

なぜ身体が柔らかくならないかというと、反動によっていきなり筋肉を伸ばそうとすると、筋肉はびっくりして硬くなるからです。

 

また反動をつけるようなストレッチは、ストレッチ時間も決して長くありません。

もし身体を柔らかくしたいのであれば、一つの筋肉を伸ばすのに30秒はかけたいところ。

 

しかし、反動ストレッチの場合、実際に筋肉が伸びている時間というのは、ほんの一瞬のストレッチを積み重ねているだけになります。

そのためストレッチ時間としては短くなり、思っているほどの効果は出ないんですね。

ストレッチの角度が間違っている

ストレッチとは、筋肉を伸ばしていくことです。

そのためには筋肉が伸びる方向に動かなければいけません。

 

ですから、動く方向が間違っていると、正しくストレッチできないんですね。

角度などが微妙にちがっているだけで、筋肉を伸ばせる度合いは全く違ってきます。

パーソナルトレーニングでも微妙な修正をしたりすることもありますが、ちょっとしたことで伸び感がまるで違う、というお言葉をよくいただきます。

 

ストレッチはフォームが微妙に違うだけでも、効果は全く違うものになりますので、もし効果が出ないのであれば、もう一度やり方を見直してみましょう!!

ストレッチしているときに◯◯がない

これは、最初の2つの原因の根本に繋がる部分になります。

なんだかんだで、結局ここに行き着くのかなというのが見解です。

 

それは、ストレッチしている『意図』がないことです。

『意図』をもってストレッチに取り組んでいないということです。

意図というのは、目的意識といったほうがイメージしやすいでしょうか。

 

意図をもっているというのは、例えば、『どの筋肉を伸ばしているのか』とか『なぜこのフォームでこの筋肉が伸ばせるのか』とか、そういったことがある程度説明できる、といったことです。

 

トレーニングにも意識性の原則というものがあり、意識して鍛えないと効果が出ないのですが、それはストレッチも同じです。

こういったことを理解しないで、ただ言われた通り、教わった通りのポーズをとっていても、効果は出ないんですよね。

 

また、意図がない場合のフォームというのは、意図がある場合のフォームと比べて似ているようでまったく違います。

 

ですから、ただやり方を覚えるだけではなく、『どの筋肉を伸ばしているのか』『なぜこのポーズをとるとこの筋肉が伸びるのか』などを考えて取り組むようにしてみましょう。

 

難しく聞こえるかもしれませんが、筋肉の大まかな部分をイメージして、どうしたらもっとその筋肉がのびるのかということを探しながらやってみるだけでも十分です。

 

そういったことを考えながらおこなえば、フォームを間違えて効果が出ないということもなくなりますので、しっかり『意図』をもってストレッチしていきましょう。

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